姫川石
作台が完了しました。
上は展示会を想定した一枚です。

前回の作台記事から間が開いてしまいました。
塗装の段階で失敗し、修正するために時間を要してしまいました。

木固めエースのせいではない
こちら失敗の様子です。
ケヤキの色をそのまま活かそうと思い、そのまま木固めエースを塗ったところ
鉄媒染の黒色が色んな場所に着いてしまいました。
とりあえずすぐに専用シンナーで台座を拭きました。

最初、脚に残っていた鉄媒染の液が溶けて伸びてしまったのかと思いましたが、
どうやら使っていた化繊刷毛を十分に洗っていなかったことが原因だろうと判りました。

自作スポンジサンダー
台座全体をヤスリで削った後、素地研磨しなおしました。
木固めエースを削りきれなかった場所もあります(段付け部など)、そこは諦めました。

思いつきでヘンテコなスポンジサンダーを作成し使いました。
軸付き金属用砥石にキッチン用スポンジを貼り付け、その上に曲面用布ヤスリを貼り付けたものです。
こいつを電気ドリルに装着し磨いてみるとツルツルにできました。
ペーパーがすぐに痛むので貼り替えは必要ですが、きちんとした製品を手に入れるまでの繋ぎとして十分使っていけそうです。

鉄媒染液
鉄媒染の黒色をせっかく取り除いたのですが「やはり黒色の方がいいか…」と思い直し、鉄媒染液を塗り終えたところの画像です。乾いた状態だと鰹節のような濃い黒茶の色合いになり、それが濡れ色になると画像右のような感じになります。

水研ぎ
改めて木固めエースを塗り、一晩乾かし、#1000の耐水ペーパーで水研ぎしました。

水研ぎ
宙に浮いているようにもみえる画像になりました。

素地研磨後
素地研磨が甘いせいか濡れている所とそうでない所で大分違ってみえます。

綺麗な濡れ色にしたい
全体を綺麗な濡れ色にするにはもっと素地研磨を完全にすべきなのでしょうか。
仕上クリヤーで何とか誤魔化せないだろうか・・・?

仕上がり
段付け部分が黒くなりきらず見栄えが少し悪くなりました。最初の木固めエースで失敗した関係で鉄媒染液が届きませんでした。
一方で電動彫刻刀の彫り跡は綺麗に見えるよう仕上がりました。

脚の高さ
板の厚さがギリギリだったため、脚に高さをあまり付けられていません。こんな角度で見ることはまずないのでOKです。

正面の位置
この向きが正面です。展示会でどこが正面かを説明するのが大変そうなので、卓に脚4本の位置を示すシールでも貼っておこうかな。

背面を撮影
背面を撮影。仰け反っています。フラッシュを焚くと青色が綺麗です。

正面、フラッシュ無し
正面、フラッシュ無し。

正面、フラッシュ有り
正面、フラッシュ有り。

一先ずこれで完成ですが、
仕上クリヤーを買った後、先述したように濡れ色をもっと綺麗に出せないか試してみます!